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コンテストにでるまでに、どのくらいの時間がかかったの?
注意) これはあくまでripiさんの記録ですので、すべての参加者がこのようなことになったといってるわけじゃあございません。
8月23日 合格者ハガキにより通知 約300人→50人
とある銀座のビルにデブ集団集結。ついたとたん水着に着替えさせられ、いきなり体重測定。
水着のまま全員集合させられ、ビデオカメラの前で、一人一人みんなの前で、どんな風に太ってしまったか。ヤセたらこういうことをしてみたい。てなことを話す。もちろん、人前で話す。なんてことは、日常いつも人目をさけているデブ(作者)には至難の業。しかもかっこうは水着。
「子供と風呂にはいってたら、私の肉をつまんで、ママこれなあに?と言われてショックでしたぁ。」
みたいなつまんないことを話す。それでさっさとこの場から立ち去ろうとした瞬間、司会者に
「ripiさん、特技ものまねって書いてありますけど、なにかやってください。」と、とんでもないことを言われる。
みなさん履歴書には適当なこと書かないように。
この日、さんまの恋の空騒ぎ人妻SPの選考会で仲良くなった子タレママと偶然出くわす。彼女とは、考えてることが全くおんなじ。しかも歳も一緒。まさかこんなところで会うなんて・・。(ちなみに恋からは面接で落ちました二人とも。)
一次選考の結果は、8月28日までに電話があった人は合格。というもの。気になって気になって、この1週間ですでに2キロ減。
28日に合格の電話があり、29日に研修センターに集合。通う場所やいろんな話しを聞く。
9月25日 研修センターにて 人数50人→38人
一ヶ月しかたってないのに、うっそー!ってぐらい細くなってる人もいて、実際かなり自信のあった私はショックを受ける。
私はこの時点でマイナス5キロ。ここでは写真撮影をして、話しを聞く。ちなみに水着は、無地のにしてくれと言われ、なにも考えていなかった私は、無地なんてプールで着ないもん。と980円の水着を買い撮影。実際、その水着をずっと着用し、大勢の観客の前でも980円を着るってことに気づいてない。大きな誤算。胸パットもろくにない980円。今はどっかにいっちゃった980円。
参加されるかたは、かなりカッコイイ水着、しかも無地のを用意することをおすすめします。
2字選考の結果は、通ってる店に電話がはいり結果がわかる。このときは余裕で合格。ちゃんと食事もマジメに食べてたし。
ちなみに子タレママ、ピザ食べてリバウンドの為脱落。
10月22日 研修センター 人数38人→21人
このときすでにマイナス7キロ。ウエスト10センチマイナス。すっかり性格も悪くなってきた。デブがヤセると、なぜか性格が悪くなる。特にデブには厳しい。デブはこの世から抹殺よ。あの人、なんでデブなのにマックなんてはいってんのよ。だからふとんのよ。と、大きなお世話なことばかり考えている。家でも空腹感からイライラしどうしで、ケンカが耐えない。洋服も9号がゆるくなってきた。憧れのシマロンがはける日も近い。
この選考会でも写真撮影と話しを聞く。あとは1人1人インタビュー形式で、ビデオカメラの前で話しをする。まわりの反応はどうかとか、ようするに自慢のオンパレードですね。それから栄養士さんと毎日の食事表をみながら、食事のアドバイスもうける。この頃からすでに食事表は適当。2週間サイクルでメニューをまわしたりしてました。すいません。だからリバるんです。だって3食食べてたら痩せてこなくなってきたんだもーん。このときぐらいから、デブのあつまりではなくなって、みんなキレイになってくる。
しかし、なんだかいまさらハジけちゃった人も増えてくる。カラダのラインを強調した洋服や、やたら濃い化粧の人たち。あの人だれやねん状態。このときエステ会社の人によばれ、最初に自分で書いた目標体重がすでに達成してるんで、もう一回店長と相談してくれ。と言われる。
内心、これは受かったな・・・。と思ってるのに、ダメだよきっとぉ〜なんて人に話すあたり、腹黒である。結果は3日後くらいにエステに電話。合格。
この頃は結構余裕であった・・。
12月1日 人数21人→16人
やってきましたいよいよ最終。ここまできたらやるしかないと気持ちは思ってもカラダがついてきてくれない。減らない・・・。
ここでもやはり写真撮影と食事の検査。あとはウォーキングの勉強。ちゃんと講師の方がきて、ツカツカ歩きましたよなれないパンプス履いて。
んでもってこの結果が、なんと私は、14人は決定したんだけど私を含め3人を迷っているので、あと1週間で3人のうち1人だけが合格というもの。このプレッシャーはハンパじゃなかった。結果、本部から落選の電話。がしかし!店長が本部に食いついた!
「ripiさんは足キレイじゃないですか!(カオじゃないのね・・)体重だって充分でしょ!スタートが他の人に比べたら体重が少ないから、マイナス8キロだってしょうがないじゃないですか!」
・・・かくして私は無理矢理合格したのであった。ありがとう店長。はっきり言ってあなたのおかげ。それ以外のなにものでもない。
私の変わりに落ちたのは、優勝候補だった雑誌にも載ってた人だった。でもその人、違うエステのコンテストで賞とってたのがバレたのよねー。そりゃしょうがない。ご愁傷様。私って敗者復活運みたいのあるのよねー・・とつくづく思いました。
12月10日〜12月20日
コンテストまで毎日のようにリハーサル。六本木のスタジオで歌の練習(違う階にはジャニーズJrが練習してた)や、踊りの練習。有明のスタジオでお芝居の練習。その合間を縫って、もちろんエステにも通う。目標体重を達成させるために。リハーサルは楽しかったなぁ。本番よりも、こっちのほうが思い出がいっぱいあるもん。ダンスの先生にみんなで恋したり(ちなみに女性)、セリフあわせしたり、踊りの練習を何回もやったり、野菜ジュースに凝ったり。中にはイヂワルな人もいたようだけど・・・・。ヘンなアダナをつけて陰で笑ってた人たちもいたなぁ・・。あ、これは私達ですすいません。普通の主婦が、衣装を選んだり、舞台で芝居したり、ダンスしたり、歌ったり、コンテスト前夜ホテルに1人で泊まったり、こんな経験もうできないだろうなぁ・・。身体は疲れきってたけど、充実感のある10日間でした。
このリハーサルのおかげで、私はすごく大好きな友達ができた。誰もわからないつらさを彼女達はわかってくれた。おんなじツラサを経験してたから。コンテスト前夜、39度の熱があるMちゃんを連れまわし(最低)、お台場で4人で撮ったプリクラは、今でも私の宝もんです。みんな今もカッコイイから大好き!ここまでくるのには、大変な努力があるし、犠牲にするものもでてくる。決して1人ではここまでこれなかった。今まで私を応援して助けてくれた人々に本当に感謝しなくちゃ・・・とホテルでしみじみしてました。
4ヶ月間で10キロマイナスは、非常に大変なことだったけど、こういうことができたのも、デブだったからなわけで、デブだった自分に感謝しました。デブだってやろうと思えばここまでこれるんだぞー!(ってリバってりゃ世話ないけど)そんなことを考えながら、コンテスト前夜はすぎていくのであった・・。