投票所

投票所1

これは5月11日に行われた全国地方統一選挙の投票所。この日は全国に17万4420ヶ所に投票所が設けられ、
ここはそのうちの1ヶ所で場所はパラニャーケのバランガイ・マルセロです

撮影日1998年05月11日



投票所2

これが、その投票箱です。結構しっかりした投票箱なんですね。監視員も楽しそうに仕事をしています。

撮影日1998年05月11日



投票所3

この様に誰に投票するか見えない様にしている理由はプライバシー以前に投票買収の裏切りなどの報復防止と言うのが、
最も大きいのです。前に屈んでいる格好している人は警備の人です。投票者の箱の部分に貼られているのが立候補者名簿で
今回の立候補者数は全部で6万3811名となりました

撮影日1998年05月11日



投票所4

これは実際に投票している所です。投票するには、有権者登録を行った国民しか出来ず、
今回その登録を行った人は全国で3416万1465人ですが、実際にはこの中には死亡した人や、
1人で100人分の登録を行ったのが含まれています。

撮影日1998年05月11日



投票所5

この選挙監視員は公立学校の先生で、フィリピンでは義務となっております。無論手当がありますが、
前回の選挙では400ペソでした。今現在の1日の最低賃金が確か185ペソなので、かなり良い様な感じがしますが、
投票所が襲撃される事は珍しくないのでリスクが大きいのです。その為、一時は全国の公立学校教師らは、
「待遇改善をしなければボイッコトする」と宣言し、その結果800ペソ及び事故に巻き込まれた時は20万ペソの
保証を勝ち取りました。

  撮影日1998年05月11日