日本人学校(MJS)

日本人学校1

ここはフィリピンで唯一の日本人学校です。ここの授業内容は日本政府の文部省に基づき、ここを卒業すれば、日本の学校を卒業したのと同等の扱いになります。逆に言えば、ここを卒業してもフィリピンの学校を卒業した事にはなりません。ですので、小学校をここで卒業して、フィリピンの高校に入学させようとすれば、まず1~2学年は落とされるでしょう。理由は言葉の問題とフィリピンの文部省のカリキュラムをこなしていないからです。ですので、お子さんを将来、日本に帰す予定がない方は入学させない方が懸命だと思います。また、この学校ではお子さんの国籍が日本人であり、日本人の両親のどちらかが、フィリピンに住んでいないと子供は入学出来ません。また、その親は日本人会の会員である事が条件となっています。私の考えでは「ジャパユキさん」が子供を入学させて、転校又は卒業したら日本国内の学校へ行かせて自分も、その理由にこじつけて日本に行こうとするようと考えてる「ジャパユキさん」が結構多いだからだと思います。実は「MJS」が毎週土曜日に教室を提供し、将来、「日本人のお父さんと再会した時に話が出来る様に・・」等の理由で、幼稚園位の年齢を対象にマニラ会が行っている「子供学園」のボランティア教師を半年程してた事がありました。当然、お母さんは90%は「ジャパユキさん」なんですが、何て言うか、とにかく腹が立つ事が多かったですね。お母さん方のネックレス・時計・指輪は殆ど「ここはホステスクラブか?」と言いたくなる事もあり、またそのお母さん方の相談に乗る事もありました。以下は実際はタガログでの会話。お母さん「先生、ここで勉強させていれば日本人学校(MJS)に入学出来ますか?」。「いいえ、無理だと思います。だって、お父さんは日本でしょう?・・どうしてMJSに入学させたいのですか?」。お母さん「だって、MJSで勉強すれば、日本国内の学校に転校出来て、私も保護者で日本のビザを貰えると聞きました」。私「でも、日本に行っても、お子さんのお父さんは日本人の奥さんがいるでしょう?どうやって生活するの?」。お母さん「それは、大丈夫。日本に行ったら私、お店で働きます」。私「えっ、じゃあ何の為の日本語勉強させてるの?」。お母さん「私がビザを取る為、エンターテーナーのビザじゃなければ、給料は全部、私の物になるし」。私「・・・・・絶句」。私はこの手の相談を何度か受けました。みなさん、分かりますか?私はこの時、心の中で「子供利用するのはいい加減にしろー」と叫んでいました。しかし、勘違いしないで下さいね、別のマニラ会がそうさせてる訳じゃないですよ。実際に「子供学園」で勉強しても「MJS」に入れませんし。恐らく例のネットワークでこうなってしまったのでしょう。でも、それは3年前ですから、今はそういった人はいなくなったと思いますが・・・

撮影日1998年04月13日



日本人学校2

面白い程まとまっていませんね、先生も大変ですが、「ピカピカの一年生」だから仕方ないですね。子供達の面倒は中学部の女子の在校生も多数、協力していました。

撮影日1998年04月13日



日本人学校3

これは、入学式でクラスごとに生徒の名前を呼んで紹介しているところです。'98年度は小学部で72名、中学部は47名が入学して、全生徒は530名となりました。日本大使館に発表によると、大使館に在留届けを出している人は確か4500人位だったと思います。しかし、実際には駐在員を除くと、在留届けを出さない人が多いので1万人はフィリピンに住んでると思います。

撮影日1998年04月13日



日本人学校4

撮影日1998年04月13日



日本人学校5

ここでもルーズソックスが流行っている様です。こっちの日本人は外国にいる為に、日本の流行には敏感ですね、恐らく日本人特有の「置いてきぼり感覚」があるのでしょう。でも、これは子供達だけではありませんよ。大人も一時帰国したら、最新の流行歌のCDを買って練習して、カラオケで自慢しているにを見かけます。なんかミジメですね、私も含めて(;_;)( ;_)( ;)( )(; )(_; )(;_;)(T-T)うるうる~

撮影日1998年04月13日